去年の夏ごろからYoutubeを始めまして、録画した編集前動画がPCを圧迫し始めたのでNASを建てようと思い立ちました。NASを建てるための試行錯誤の結果を残します。
NAS(なす)とは
NASとはNetwork Attached Storageの略で、ネットワークからアクセスできるストレージのことです。ネットワークからアクセスできるので、外付けHDDのように使いたいパソコンに直接つなぐ必要もなく、とても便利です。
NASの構成を考える
私がNASを選ぶうえで一番気にした点は『データのロストを極力避けたい』という事です。せっかく撮りためてきた動画がHDDのクラッシュで全ロスト…という状況は避けたいです。
それならば、クラウドストレージがいいじゃん!と思いますが、やはり数TBのデータを保存するとなると費用がネック…。そこでNASの出番です。
さて、データのロストを極力避けるにはどうすればよいでしょう?
それはバックアップを取ることです。バックアップがあればデータが万が一消えても復旧することができます。
NASにはRAIDという構成を取れるものがあり、RAID1では同じデータを2つのHDDに記録することができます。これならば1つのHDDが壊れても、もう一つのHDDにデータが残るしバッチリじゃん!…と、思っていた時期が私にもありました。
NASについていろいろ調べていくとどうやらRAID1はバックアップのためにあるものではなさそう。片方のHDDが壊れても引き続きデータの読み書きをできるようにするための仕組みだそうです。壊れたHDDの交換中にもう片方のHDDもお亡くなりになることも無きにしも非ず。RAID1をバックアップとして利用するよりは、外付けHDDなどにバックアップを取った方が良いみたいです。
素直な私はそれを信じ、次のような構成をとることにしました。
NAS(1ドライブ) + 外付けHDD(バックアップ用)
NASを選ぶ
さて、構成が決まったらNASを選んでいきます。
NASと言ってもピンからキリまであります。今回は全体の予算3万円程度なので、いわゆるエントリーモデルと言われる初心者向けの低価格帯のNASから選択したいと思います。4TBのHDDを1ドライブ積む予定で、候補に挙がったのはコチラ。
※価格は2021/03/11時点のものです。
- バッファロー LinkStation LS710D0401 (約2万2,000円)
- IODATA RECBOX LS HVL-LS4 (約2万7,000円)
- Synology DiskStation DS120j/JP (約1万3,000円)
Synologyが特別安いですが、これはNASキットと呼ばれるもので、HDDを別途自分で購入してセッティングする必要があります。バッファローとIODATAのNASは最初からHDDが搭載されています。HDD込みで考えると全て似たような金額になります。
HDDが搭載されている場合は、すぐに使えるのでとても便利です。ただし、その場合はHDDがどこのメーカーのものかわからないという心配もあります。昔とあるメーカーのHDDを購入して、立て続けにクラッシュした苦い記憶があるので、できればHDDは自分で選びたいところです。
そうなるとNASキットの『Synology DiskStation DS120j/JP』をに絞られます。Synologyの名前はNASを調べていた時におすすめとしてチラホラ見かけたので、これで構築してみることにします。
NASキットだと別途HDD代がかかってしまいますが、安心を買うと思えば安いものです。最終的な構成は次の通りです。
NAS(1ドライブ、HDD4TB) + 外付けHDD(バックアップ用)
今回は全てアマゾンで揃えてみました。
購入時 価格 | ||
Synology DiskStation DS120j/JP | NASキット 1ドライブ | 13,182 |
WESTERNDIGITAL WD40EZRZ-EC | 内蔵HDD 4TB | 7,890 |
WESTERNDIGITAL WDBBKG0040HBK-JESN | バックアップ用外付けHDD 4TB | 9,480 |
30,552 |
予算が3万円だったのでちょうどでしたね。
次回以降はNASの設置やセットアップについて紹介していきたいと思います。
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