IntelliJ IDEAでビルド時に「エラー:java: エラー: リリース・バージョン5はサポートされていません」と表示された場合の対処法

プログラミング

2021.01.29

IntelliJ IDEAで簡単なJavaプログラムを作成してMavenビルドしたところ、以下のエラーが表示されてビルドできませんでした。

エラー:java: エラー: リリース・バージョン5はサポートされていません

なんとかエラーを解消してビルドできるところまで進めたので、対処法を紹介します。

環境
対処法
1. 「エラー:java: エラー: リリース・バージョン5はサポートされていません」の対処方法
2. 「エラー:java: ソース・オプション5は現在サポートされていません。6以降を使用してください。」の対処方法
まとめ

環境

環境は次の通りです。

マシンのOS	Windows 10
Javaのバージョン	11.0
IDEのバージョン	IntelliJ IDEA 2019.3.1（日本語化）

対処法

「エラー:java: エラー: リリース・バージョン5はサポートされていません」の対処方法

まず、次のエラーを解消していきます。

エラー:java: エラー: リリース・バージョン5はサポートされていません

＜ファイル＞→＜設定＞、もしくはCtrl + Alt + Sで設定ダイアログを表示します。

ダイアログを表示したら、＜ビルド、実行、デプロイ＞→＜コンパイラー＞→＜Javaコンパイラー＞の順で選択します。

「モジュール別のバイトコード・バージョン：」にエラーとなるプロジェクトが表示されているので、ターゲットのバイトコード・バージョンを使用しているJavaのバージョンに変更して＜OK＞をクリックします。

ここでもう一度ビルドしてみます。すると、次のエラーが表示されるはずです。

エラー:java: ソース・オプション5は現在サポートされていません。6以降を使用してください。

「エラー:java: ソース・オプション5は現在サポートされていません。6以降を使用してください。」の対処方法

新しく出力されたエラーを解消していきます。

pom.xmlを開いて、projectタグの直下に以下の設定を追加してください。11.0となっているところは使用しているJavaのバージョンにします。

<build>
  <plugins>
    <plugin>
      <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
      <artifactId>maven-compiler-plugin</artifactId>
      <configuration>
        <source>11.0</source>
        <target>11.0</target>
      </configuration>
    </plugin>
  </plugins>
</build>

もう一度ビルドすると正常にビルドされます。

おつかれさまでした！

因みに、最初の「モジュール別のバイトコード・バージョン：」を変更せずに、pom.xmlだけ変更してもエラーは解消されませんでした。

まとめ

ビルドエラーを解消するには、次の2ステップで解消できます。

設定ダイアログの＜Javaコンパイラー＞の「モジュール別のバイトコード・バージョン：」を、使用しているJavaのバージョンに変更する。
pom.xmlにmaven-compiler-pluginの設定を追加し、ビルドバージョンを指定する。